世界各国の避妊器具の種類

避妊については世界中でさまざまな工夫がなされており、国によっては日本とはやや異なった種類の避妊器具が用いられている場合も多いものです。
日本で一般に避妊器具といえば、男性が装着するコンドームで、2年ごととに行われている全国規模の統計調査では、約7割、年によっては8割ほどが、こうしたコンドームによる避妊方法を選択しているとされています。この方法はたしかに簡単ではありますが、ゴムが破裂したり、ずり落ちたりして避妊に失敗するという確率も高いものです。
コンドームには実は女性用のものがあり、ペッサリーという名前で普及しています。こちらは子宮口にかぶせるもので、男性用とは違って産婦人科などで実測してもらった上、個人ごとのサイズに合ったものを用いるため、手間がかかります。また、男性とは違って装着する位置が見えないため、失敗の確率も高くなり、日本ではほとんど普及していません。
ほかにも、IUD、子宮内避妊器具とよばれるものもあります。これは文字通り子宮のなかに入れて受精卵の着床を妨害する器具で、いったん入れてしまえば交換するのが2年から長いもので5年というコストパフォーマンスに優れたものですので、日本ではあまり普及していませんが、世界的にはむしろ使用率は高いものです。かつてはリング形状でしたが、現在のものはやわらかいプラスチック製でT字型をしているものが多いようです。
このような器具を用いても、使用方法のあやまりなどによって避妊に失敗することは、時にはあるものです。そうした場合には、アイピルのような薬を使うという手があります。アイピルは、モーニングアフターピル、緊急避妊ピルなどともよばれる種類の薬で、避妊に失敗した後、72時間以内に女性が服用するものです。アイピルは国内では通常は販売されていませんので、個人輸入として海外から通販で取り寄せるのが一般的です。